ユニットケアとはunit-care
【 ユニットケア 】とは、自宅に近い環境にて、他の入居者様や介護スタッフと共同生活をしながら、入居者様一人ひとりの個性や生活リズムに応じて暮らしていけるようにサポートする介護手法のことを指します。
特別養護老人ホームなどの介護施設は、常時入居者様を見守りながら必要に応じて介護できる体制をとっています。そのことによって、入居者様に対して365日・24時間体制の安心・安全を実現しています。しかし、その一方で、多くの要介護状態の高齢者を介護するという施設の性格上、多くの人を効率的に介護しようとして、「集団ケア」にならざるを得ない面がありました。
しかし現在は、入居者様の尊厳ある生活を保障していくために、一人ひとりの個性と生活リズムを尊重した「個別ケア」が求められています。「個別ケア」を実現する一つの手法が「ユニットケア」なのです。
「ユニットケア」の最大の特徴は、入居者様個人のプライバシーが守られる「個室」と、他の入居者様や介護スタッフと交流するための「居間」(共同生活室)があることです。入居者様10人前後を一つの「ユニット」として位置づけ、各ユニットに固定配置された顔なじみの介護スタッフが、入居者様の個性や生活リズムを尊重した暮らしをサポートします。
ユニットケアが目指すものtake aim
自分が高齢になり、何らかの理由で自宅に住み続けられなくなった時、皆さんは次の住まいや暮らしはどうありたいと思いますか?
「今までと同じように…」きっと誰もが、そう望まれると思います。
ユニットケアが大切にしていることは、「介護が必要な状態になっても、ごく普通の生活を営むこと」です。
生活の基本行為としての起床、食事、入浴、就寝は、今までの暮らし方の継続を基本としながらサポートしていきます。そして、他の入居者様とのおしゃべりやクラブ活動などの交流、また趣味の時間など、 その人のペースで暮らしが営まれることを支援していきます。
ますます重度化していく高齢者施設利用者ですが、そのような方々でも、ごく普通の暮らしが送れるようにサポートしていきます。
ユニットケアは、それぞれの人が、それぞれに望んでいる暮らしをサポートする個別ケアの一つの方法です。それは、画一的な方法ではなく、暮らしと共に変化し、そして、進化していくものです。
普遍的なのは「高齢者の尊厳を保つ」こと、そのことのみです。
具体的には、
・自己決定の場がある
・生活の継続性がある
・残存機能が活用される
などが挙げられます。
その人が今まで大事にしてきた暮らしにこだわり、生活習慣を大切にします。
そして、たとえ寝たきり状態であっても、自分でできることや自分で決められることを見つけてあげ、サポートしていきます。ユニットという小さな単位であるからこそ、そのサインを的確に見つけられるのです。
各ユニットの職員が行っているユニットごとの特色やコンセプト
皐月ユニットSatsuki
昭和をイメージして入居者様に馴染みのあるものを揃えています。
レトロなポストや子供の長靴、今はほとんど見ない黒電話や昔の映画ポスター、入浴は温泉気分で入っていただきます。
弥生ユニットYayoi
お店をイメージして誰でも気軽によれる雰囲気にしています。
卯月ユニットUzuki
家庭にいるイメージを継続してもらえる空間作りをしています。
家の延長をイメージして、玄関には下駄箱、リビングにはソファーと本棚、食席にオーブントースターを置き自由に焼いていただきます。
如月ユニットKisaragi
緑を多く取り入れ、四季に合わせた設えの取り組みを行っています。
施設で取り組んでいるユニット炊飯の風景Cooking
入居者様の見える場所での配膳をしています。 入居者様に盛り付けを担当していただいてます。
香の里の設えについてPreparation
当施設では車椅子ご利用の入居者様にも不自由なく過ごしていただけるよう居室の表札や時計、飾りものなども車椅子目線の高さで設置してあります。
お問い合わせ
〒334-0055 埼玉県川口市安行小山456
社会福祉法人 鳳凰会
特別養護老人ホーム 香の里
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